ファスティング (断食)

ファスティングで起きる頭痛は好転反応?原因は?




ファスティングやプチファスティングをされたことがある方の中には、体調を崩されたり頭痛が起こったという方がいらっしゃるかもしれません。

なぜファスティング中に、「頭痛を起こしたり体調を崩すのか?」「好転反応とは?」「好転反応なのか?そうではないのか?」

ということについてご紹介していきたいと思います。

原因を知りましょう。

 

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ファスティングで起こる頭痛とは?

ファスティングで起こる好転反応の症状は、体調不良と見分けがつきにくいものがほとんどです。

※好転反応については、後述していますのでそちらをご覧ください。

 

いきなりファスティングを始めて、そんな症状が出たら誰でも驚きますし、それが逆にストレスとなることもあります。

症状の中には頭痛もあります。

なぜ頭痛が起こるのか、緩和する方法も含めてご紹介します。

ファスティングで起こる頭痛の原因

ファスティングで頭痛が起こる原因は様々と言われています。

ですが、ファスティングをする前の準備期間が不十分だったり【カリウム】や【ナトリウム】の急激な減少が原因となっていることが多いんです。

 

今までの食生活との差が激しい人ほど、起こりやすいと言われています。

食生活が普段乱れがちだったり、不摂生をされている方は、まずなるべく規則正しい食生活に戻してから、ファスティングを始めることをおすすめします。

そしてきちんと準備期間を設けてください。

 

それでもファスティング中に頭痛を引き起こしてしまった場合は、水分補給をしっかり摂ること、塩やはちみつを少量摂取することで緩和されます。

ファスティングで起こる頭痛の対処方法

水分補給は1日最低でも2リットルは摂りましょう。

そして一気飲みせずこまめに摂取すること、なるべく常温のお水を摂ることを心掛けてください。

 

塩やはちみつは、無添加のものです。

特に塩は【塩化ナトリウム】で出来ている精製塩ではなく、【ナトリウム】【マグネシウム】【カリウム】を多く含む天然塩がおすすめです。

しっかり表記されている成分を確認してから摂取してください。

ファスティングで起こる好転反応とは?

【ファスティング】とは【体の中をリセットする】という目的の食事療法です。

【ファスティング=断食】ですが、【食べない=痩せる】ではありません。

 

ダイエットにおいて正しく行えばサポートとしての効果は発揮されますが、間違ったやり方は危険です。

ファスティングで起こる好転反応や体調を崩す原因など、しっかり理解した上で行うことをお勧めします。

好転反応とは

まず、【好転反応】というものがなんなのか?ということからご紹介していきます。

好転反応とは・・・体内に蓄積されていた毒素や老廃物がファスティングをすることにより体外へ排泄され、体内の機能やリズムが正常化してくる段階で起こる症状のことを指します。

私たちは日常生活の中で、知らず知らずのうちに体に負担をかけたり、老廃物や毒素をため込んでいます。

それは食生活だったり、生活リズムが原因だったり、心身共にかかるストレスだったり。

 

そういった毒素や老廃物はファスティングを行う際に、内臓から抜けていき、血液中に溶け出します。

血液中に溶け出した毒素や老廃物が排泄されるまでに体中をめぐることで症状がでてくるのです。

つまり、反応が出ているのはデトックスが進んでいるということになります。

 

ただ、症状の強さや症状の内容は人それぞれ異なります。

体内にため込んでいる毒素や老廃物の方が多い人ほど、その症状は強く出ます。

ファスティングを繰り返すにつれて、その症状は緩和されていきますが、あまりに症状が重症化した場合は速やかにファスティングを中断してください。

ファスティングで起こる頭痛以外の症状

好転反応の症状には【頭痛】以外の症状もあります。

 

便秘や下痢などの便通の症状、ニキビや吹き出物による肌荒れの症状(アトピーの方はアトピーの症状が酷くなる場合も)、体の倦怠感や吐き気、めまい

眠気などの症状、発熱や発汗、歯の痛みの症状など、本当に多くの症状があります。

全ての症状が一気に出るということは、まず滅多にないと思いますが、全ての症状が出た方は、ファスティング後の生活習慣を根底から変えていくようにしてください。

ファスティングを中断することも必要

体の毒素や老廃物が排泄され、体の中がリセットされるために引き起こす良い症状といえど、あらゆる症状が出てはしんどいですね。

こういった好転反応は、2~3日程度で治まると言われていますが、どうしてもつらい場合はファスティング自体を中断し、おかゆや重湯などを摂取し、回復食へと移ってください。

無理はよくありません。

それでも症状が重症化している場合は、速やかに医師や専門家に相談してください。

ファスティングで起こる好転反応と対処法

ファスティングを行う際には、【好転反応】と呼ばれる様々な症状が出る場合があることを知っておきましょう。

症状の出方や重さは人によって異なります。

 

ファスティングを始めるときは、少しでも症状を軽くするために、普段の食生活をある程度見つめなおし、整えてからスタートさせましょう。

またファスティングには【準備期間】と【回復期間】が必ず要ります。

例えば、3日間のファスティングをする場合は、3日間の準備期間と3日間の回復期間を設けてください。

※ファスティングの準備食と回復食をきちんと摂ることが大切です。

 

【頭痛】が起こった場合は、この準備期間が不十分だったと言えるでしょう。

十分に取っていても、起こった場合は塩やはちみつを少量摂取したり、水分をこまめにたくさん摂りましょう。

 

【便秘】の場合は、水分の他に【不飽和脂肪酸】と呼ばれる良質な油を大さじ2杯ほど期間中は摂取しましょう。

オリーブオイルやアマニ油、えごま油がおすすめです。

特に普段から便秘の方は、腸に5キロほどの宿便が溜まっていたりします。

良質な油は、体内の汚れを落とし、外に排泄する際の潤滑油になります。

 

逆に【下痢】などの場合は、水分の摂取を抑え、体を温めるようにしましょう。

吐き気やめまい、倦怠感、発熱や発汗の症状の場合は、水分補給の他に、少量の塩分摂取か酵素ドリンクの摂取量を増やすようにしてください。

 

【肌荒れ】は、億祖や老廃物が排泄されるにしたがって、徐々に落ち着いてきます。

好転反応か不安な場合は、内科の医師や専門家に相談しましょう。

 

仕事などに影響を及ぼしたくない方は週末からスタートさせることをおすすめします。

そして好転反応が出て、体を休めたり対処しても症状が軽減されない場合はファスティングを中断し、回復食へと移ってください。

1回のファスティングで途中中断しても、また体調と生活リズムを整えれば再挑戦できます。

 

ファスティングに失敗した方も、成功した方も、2ヶ月に1回のペースで継続してファスティングを繰り返すことによって【好転反応】の症状は軽減されていきます。

体に負担もかけにくいので、ダイエット効果やそのサポートとしての効果を発揮しやすくしてくれます。

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ファスティング頭痛を防ぐために準備食と回復食を摂りましょう

ファスティングには、食べ物を摂らないことで体内のリセットをするという目的があります。

そのファスティングには、「準備食」「回復食」というものが頭痛防止にもですが、他の理由からも必要不可欠です。

ここからは、なぜ準備食と回復食が必要なのか、どんな効果があるのかについてご紹介していきたいと思います。

 

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準備食と回復食とは書いて字のごとくなのです!

ファスティングを行う前に体を慣らす準備をするための食事であり、またファスティングを終えた後の体を回復させるための食事になります。

準備食がなぜ大切か

甘いものが苦手な方もいらっしゃると思いますが、ほとんどの女性は甘いものを好む傾向があります。

お菓子やスイーツ、ジュースなどには大量に白砂糖が使われているのをご存じですか?

 

白砂糖を多く含む食品を、普段からたくさん摂取している方が、いきなりファスティングを始めると、体が血糖値の変化に耐えきれずに疲労感が酷くなったり、背中の疲れや腰痛などの不調を引き起こす可能性があります。

また摂取カロリーや塩分低下などによる頭痛や吐き気といった症状がでる場合もあります。

 

普段から好んで甘いものを摂取している方や、食生活が乱れがちな方は、こういった不調から、ファスティングを失敗させないようにしないといけません

準備食で普段の食生活や摂取しているものを見直し、胃腸の働きを軽くする必要があります。

 

普段から摂取しているものに気を遣えている方は、ファスティングと同じ期間の準備食で問題ありませんが、乱れている人は7日間~10日間ほどの準備期間と準備食を設けましょう。

それがファスティングを失敗させないためのポイントであり、それぐらい準備食は大切なのです。

摂取して良いものと悪いもの

ファスティングを行うための、大切な準備食と回復食には、摂取して良いものと悪いものがあります。

せっかくのファスティングですから、しっかり把握してきちんとした準備食にしましょう。

まごわやさしい

【まごわやさしい】という食材を皆さんはご存じですか?

和食の基本とも言える、このまごわやさしい食材。

 

この【まごわやさしい】食材からご紹介します。

ま・・・豆類。(大豆・小豆・納豆・黒豆・みそなど)

ご・・・ごま。(他にも、ぎんなん・松の実・ナッツ類など)

わ・・・わかめ。(他にも、ひじき・昆布・もずく・のりなどの海藻類)

や・・・野菜。

さ・・・魚。(あじ・いわし・あさり・さば・鮭・まぐろ・えび・牡蠣・しじみなど)

し・・・しいたけ。(他にも、えのき・まいたけ・えりんぎ・なめこなど)

い・・・芋類。(じゃがいも・さつまいも・さといも・こんにゃくなど)

 

これが【まごわやさしい】食材です。

これらの食材は、どれもたんぱく質やマグネシウム、食物繊維、ビタミン、抗酸化栄養素などが多く含まれています。

日本にある昔ながらの食材は、生活習慣病の予防や老化予防、疲労回復、健康的な身体づくりなどの効果があります。

またバランスの良い食事を心掛けると、血行促進・新陳代謝のアップ・解毒作用の向上や老廃物の排泄促進にも繋がります。

せっかくですから、準備食や回復食が終わっても、まごわやさしい食材を中心にバランス良い食事にしましょう。

リバウンドの防止になりますよ。

準備食として悪いもの

では次に準備食として悪いものをご紹介していきます。

  • 食品添加物を多く含む食品(コンビニ弁当やファストフード、冷凍食品など)
  • 乳製品(牛乳やヨーグルト、チーズなどの)
  • 加工食品(ウインナーやハム、ベーコン、動物性たんぱく質など)
  • 炭水化物と糖質(白米や麺類、パン、お菓子類、炭酸飲料、清涼飲料など)
  • 塩分と糖分(味の濃いケチャップやマヨネーズ、ソースなどの調味料など)

 

悲しいかな、どれも食べなれている食品ばかりですね。

それだけ日本人の食事が欧米化している証拠と言えます。

準備食としては非常に避けていただきたい食品ですし、普段からの摂取も控えれるようにしましょう。

回復食がなぜ大切か

準備食の大切さや適した食材、適していない食材をご紹介したところで、次は回復食です。

回復食は、ファスティング後の体の「低栄養状態」を回復していくためのもの。

 

なにも食べていなかったお腹に、いきなり普通の食事にしてしまっては胃腸がびっくりしてしまいます。

また急激に普通食に戻せば、消化が追い付かなかったり、血糖値が急激に上がり体調を崩す原因やリバウンドの原因になります。

 

それだけではなく、回復食には、徐々に胃腸に優しい食べ物を摂ることで、その後の食生活を見直し整えるという目的があります。

ダイエット目的のリバウンド防止以外にも、生活習慣病の予防などの健康管理や普段から摂取する栄養バランスを整えるために大切なものなのです。

回復食の注意点

回復食で一番気をつけないといけないのは「固形物」

すっからかんの胃腸に固形物を入れては、消化に時間がかかります。

さきほどご紹介したように、消化不良などの不調を起こさないためにも、固形物は回復食の2日目ぐらいからにしましょう。

またお粥や重湯など、回復食1日目に良いと言われやすいですが、これもなるべく2日目からにしましょう。

 

お粥も重湯も「炭水化物」です。

炭水化物は血糖値を上げ、脂肪などを蓄えやすくなりリバウンドの原因に繋がります。

一気に血糖値をあげてしまわないためにも、1日目は控えましょう。

 

どうしても食べたいときは、回数を分けよく噛んで食べましょう。

もちろん、流動食であってもよく噛んで食べることをお勧めします。

なぜなら唾液が分泌され消化促進につながりますし、満腹中枢が満たされるため、摂取量の急激な増加を抑えてくれるからです。

まとめ

ファスティングで起きる頭痛・ファスティングにおける準備食回復食の大切さについてご紹介しました。

ファスティングに失敗した経験がある方も、これからファスティングを始めようと思っている方も、普段の食生活をしっかり分析し、必要な準備食期間と復食期間を設けてください。

そして【まごわやさしい】食材を普段から摂れるように改善してみてくださいね。

 

きっとファスティングの成功だけでなく、今後のダイエットや健康管理において、大いなる効果を発揮してくれるはずですよ。

当たり前のことですが、喫煙・飲酒・カフェインの摂取は準備食と回復食含むファスティング期間は摂取しないようにしてくださいね。

無理なダイエットはしちゃダメですよ!

 

又、ファスティングをする際に、あらかじめ【好転反応】の症状や対処法を知っているかいないかで、突如襲ってくる症状に対しての不安やストレスは違ってきます。

好転反応だからといって、重症化するまで我慢する必要はありません。

対処法を取っても改善されない場合は中断するのが賢明な判断です。

 

悪化したり重症化してしまえば、ダイエットの効果を得られないどころか逆効果です。

ファスティングで【好転反応】を経験して中断した方や、これからファスティングを始める方々にとって、この対処法などがお役に立てれば幸いです。

 

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